相模大野プリモ動物病院

神奈川県相模原市南区若松2-4-8

受付:9時〜20時 年中無休 電話:042-703-5521

神奈川県相模原市南区若松2-4-8

受付:9時〜20時 年中無休 電話:042-703-5521

内分泌疾患(内科)

内分泌疾患について


 体の中にはさまざまなホルモンがあり、それらがバランスよく働くことによって体の中が安定した状態に保たれています。内分泌疾患とは、そのホルモンバランスが崩れることによって引き起こされる病気のことです。

 内分泌疾患には、大きく分けると2つあります。1つ目はホルモンの分泌が多くなり過剰な状態になってしまうことによって起こる病気=亢進症・過剰症です。亢進症の多くはそのホルモンを出す組織(内分泌腺)が肥大したり、腫瘍になったりすることで引き起こされます。よってその多くは年を取った動物で発症します。2つ目はホルモンの分泌が少なくなって不足してしまうことによって起こる病気=低下症です。こちらは、何らかの原因で内分泌腺が壊されてしまうことで起こり、比較的若い年齢から発症することが多いです。

内分泌疾患の症状


 内分泌疾患の診断はまず症状から推測し、血液検査・ホルモン測定で確定することになります。それに加え、亢進症の場合は内分泌腺の評価を行います。

内分泌疾患の症状は、過剰または不足するホルモンの種類によって決まりますが飼い主様が比較的気づきやすい症状がいくつか挙げられます。
  1. 水を飲む量が多い、おしっこの量・回数が多い
  2. ごはんを非常にたくさん食べる、ほしがる
  3. 性格がきつくなる、落ち着きがなくなる
  4. 体型、体格の変化
  5. 毛の質が変わる、抜ける
  6. 皮膚の状態の変化:薄くなる、厚くなる、色が黒ずむ、ごつごつ(石灰沈着)してくるなど
  7. 神経症状:ふらつく、沈鬱になる、麻痺がおこる、発作がおこるなど
これらの変化に気が付きましたら一度受診されることをおすすめいたします。
副腎皮質機能亢進症による脱毛
皮膚の石灰化

 症例① 副腎皮質機能亢進症による脱毛、皮膚の石灰化


内分泌疾患の主な検査


血液検査・尿検査
内分泌疾患の診断はまず症状から推測し、血液検査・ホルモン測定で確定することになります。それに加え、亢進症の場合は内分泌腺の評価を行います。
とくに高齢の犬や猫では定期的な健診をおすすめいたします。

ホルモン測定
内分泌疾患の多くはホルモンの測定によって診断されます。材料の採取は、通常の採血と同様で動物への負担は少ないです。

内分泌腺の評価
亢進症の多くは、内分泌腺の肥大または腫瘍です。 画像検査(エコー検査、CT、MRI等)で状態を確認することは、適切な治療の選択(内科療法、手術等)をする上で大切です。

レントゲン画像

副腎皮質機能亢進症(副腎の過形成)

異物画像

副腎皮質機能亢進症(副腎腫瘍)

レントゲン画像

副腎皮質機能亢進症(下垂体巨大腺腫)

異物画像

インスリノーマ(膵臓の腫瘍)


内分泌疾患の主な治療


 内分泌疾患の治療の原則は異常な状態になったホルモンのバランスを元にもどして、問題になっている症状を緩和してあげることです。

低下症の場合
基本的には不足しているホルモンを補充してあげることによって症状を落ち着かせます(例:糖尿病ならインスリンを補充)。多くの場合は、一生お薬を続けることになります。

亢進症の場合
お薬によって過剰になっているホルモン分泌を抑えて症状を落ち着かせる方法(内科療法)や、その原因になっている内分泌腺の腫瘍を摘出する方法(外科療法)があります。外科療法は根治治療でありますが一時的または継続的にホルモンの補充が必要になる場合があります。

副腎皮質機能亢進症による脱毛
皮膚の石灰化

 症例①の内科療法(トリロスタン)開始後5カ月。発毛と石灰化の軽減


犬と猫で多い内分泌疾患


  • 糖尿病
  • 副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)
  • 副腎皮質機能低下症(アジソン病)
  • 猫の甲状腺機能亢進症
  • 犬の甲状腺機能低下症
  • インスリノーマ
  • 上皮小体機能亢進症(高カルシウム血症)
  • 尿崩症

Copyright © 相模大野プリモ動物病院 All Rights Reserved.

TOPへ戻る