内科専門外来(神経科・内分泌科・遺伝診療科)

玉原 智史
東京大学農学部獣医学専攻卒業
【所属学会・研究会】獣医臨床病理学会、獣医神経病学会、獣医臨床遺伝研究会

【経歴】
2005年 東京大学大学院 博士課程修了 獣医学博士修得
同年 東京大学 獣医臨床病理学教室 助手
2007年 同助教
2005〜2014年 東京大学附属動物医療センター:第1内科教官(神経・内分泌科)
2014年 プリモ動物病院相模大野勤務

【著書】
犬と猫の治療ガイド2012 私はこうしている
(「尿崩症」「高ナトリウム血症」「高カルシウム血症」「ホルネル症候群」)インターズー 2012年
SMALL ANIMAL INTERNAL MEDICINE 第4版 インターズー 2011年 訳者(Part 9 「神経筋疾患」)
どうする!? 遺伝性疾患  CLINIC NOTE 連載 インターズー
看破せよ、遺伝病 J-VET 連載 インターズー

【講演】
日本畜犬遺伝性疾患協会主催 犬の遺伝性疾患セミナー2014「犬の遺伝子、及び遺伝性疾患について」

 プリモ動物病院相模大野では、一般外来のほかに神経疾患、内分泌疾患、遺伝性疾患の診療に力を入れております。
 神経疾患の中には発作や手足のまひを引き起こしたり、目が見えなくなったり、姿勢が保てなくなったりすることで生活に支障をきたし、場合によっては命に関わる病気もあります。当院では臨床症状、神経学的な評価をもとに疾患の部位と種類を推定し、必要であればMRIやCTといった画像診断を依頼して診断、治療に役立てていきます。また当グループの皮膚科、整形外科、眼科、東洋医学療法、再生医療との連携で飼い主様とペットにとってより良い治療選択を提示できるようにしていきます。
 内分泌疾患は、ホルモンのバランスの崩れによって起こる病気です。ペットの肥満や高齢化にともない糖尿病、猫の甲状腺機能亢進症や犬の副腎皮質機能亢進症といった病気も増えてきています。内分泌科では臨床症状・ホルモン検査によって診断し、症状が落ち着くようにホルモンのバランスを取っていく治療を進めていきます。
 近年、疾患と遺伝との関係は医学だけでなく獣医療においても注目を浴びています。とくに、神経変性疾患(麻痺が進行する)、網膜変性疾患(目が見えなくなる)、止血異常症(血が止まらない)は、犬や猫でしばしば見られる病気です。またそれ以外にも特定の種類の犬や猫でみられる疾患が多く知られています。遺伝診療科では、そのような疾患についての相談(診断・治療・交配等)を受け付けております。
 セカンドオピニオンとしても、お気軽にご相談ください。

【場所】

相模大野プリモ動物病院
住所:神奈川県相模原市南区若松2-4-8
   地図はこちら
電話番号:042-703-5521

【内科専門外来時間】

常時外来を受け付けておりますが、予約診療も可能です。
診療日:日・月・火・水・木曜日

予約に関してはお電話042-703-5521または メールでご確認ください。

>>神経疾患について

内分泌疾患について

 体の中にはさまざまなホルモンがあり、それらがバランスよく働くことによって体の中が安定した状態に保たれています。内分泌疾患とは、そのホルモンバランスが崩れることによって引き起こされる病気のことです。
 内分泌疾患には、大きく分けると2つあります。1つ目はホルモンの分泌が多くなり過剰な状態になってしまうことによって起こる病気=亢進症・過剰症です。亢進症の多くはそのホルモンを出す組織(内分泌腺)が肥大したり、腫瘍になったりすることで引き起こされます。よってその多くは年を取った動物で発症します。2つ目はホルモンの分泌が少なくなって不足してしまうことによって起こる病気=低下症です。こちらは、何らかの原因で内分泌腺が壊されてしまうことで起こり、比較的若い年齢から発症することが多いです。

内分泌疾患の診断

内分泌疾患の診断はまず症状から推測し、血液検査・ホルモン測定で確定することになります。それに加え、亢進症の場合は内分泌腺の評価を行います。

症状
内分泌疾患の症状は、過剰または不足するホルモンの種類によって決まりますが飼い主様が比較的気づきやすい症状がいくつか挙げられます。

  • @水を飲む量が多い、おしっこの量・回数が多い
  • Aごはんを非常にたくさん食べる、ほしがる
  • B性格がきつくなる、落ち着きがなくなる
  • C体型、体格の変化
  • D毛の質が変わる、抜ける
  • E皮膚の状態の変化:薄くなる、厚くなる、色が黒ずむ、ごつごつ(石灰沈着)してくるなど
  • F神経症状:ふらつく、沈鬱になる、麻痺がおこる、発作がおこるなど

これらの変化に気が付きましたら一度受診されることをおすすめいたします。

症例@ 副腎皮質機能亢進症による脱毛、皮膚の石灰化

内分泌疾患の主な検査

血液検査・尿検査
内分泌疾患は血液検査・尿検査において異常が認められることが多く、症状には表れていない段階での早期診断・治療につながります。
とくに高齢の犬や猫では定期的な健診をおすすめいたします。

ホルモン測定
内分泌疾患の多くはホルモンの測定によって診断されます。材料の採取は、通常の採血と同様で動物への負担は少ないです。

内分泌腺の評価
亢進症の多くは、内分泌腺の肥大または腫瘍です。 画像検査(エコー検査、CT、MRI等)で状態を確認することは、適切な治療の選択(内科療法、手術等)をする上で大切です。


副腎皮質機能亢進症(副腎の過形成)

副腎皮質機能亢進症(下垂体巨大腺腫)

副腎皮質機能亢進症(副腎腫瘍)

インスリノーマ(膵臓の腫瘍)

内分泌疾患の治療

内分泌疾患の治療の原則は異常な状態になったホルモンのバランスを元にもどして、問題になっている症状を緩和してあげることです。

低下症の場合
基本的には不足しているホルモンを補充してあげることによって症状を落ち着かせます(例:糖尿病ならインスリンを補充)。多くの場合は、一生お薬を続けることになります。

亢進症の場合
お薬によって過剰になっているホルモン分泌を抑えて症状を落ち着かせる方法(内科療法)や、その原因になっている内分泌腺の腫瘍を摘出する方法(外科療法)があります。外科療法は根治治療でありますが一時的または継続的にホルモンの補充が必要になる場合があります。

症例@の内科療法(トリロスタン)開始後5カ月。発毛と石灰化の軽減

犬と猫で多い内分泌疾患

・糖尿病
・副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)
・副腎皮質機能低下症(アジソン病)
・猫の甲状腺機能亢進症
・犬の甲状腺機能低下症
・インスリノーマ
・上皮小体機能亢進症(高カルシウム血症)
・尿崩症

年中無休 午前診療/9:00〜13:00 午後診療/16:00〜20:00 夜間救急/20:00〜24:00

※夜間救急について

Tel.042-703-5521

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